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国会エネルギー調査会(準備会)第107回

昨年12月の国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)で「世界全体の再エネを2030年までに3倍」に増やす誓約が発表されましたが、現在の日本の目標では2倍にも達していない点を前回の国会エネ調でも指摘をしました。また、米国を中心にまとめられた「世界の原発を2050年までに3倍」に増やす宣言に対して、COP28の際に日本は賛同しました。しかしながら、元日に発生した能登半島地震で改めて複合災害への備えはなく、こうした状況での原発再稼働は非現実的であり、かつ原発再稼働そのものをすべきではありません。
他方で、再エネの出力抑制が繰り返し発生しています。朝日新聞の2月27日の社説は、「大手電力の昨年の出力制御を調べたところ、その2年前の3倍以上」に増えており、特に原発再稼働が進む西日本の電力会社を中心に実施されていることが指摘されています。本来環境に優しい再エネが使用されずに原発等が優先される日本の電力システムの構造は、電力自由化にも反しており、再エネ中心の世界の脱炭素の方向性とは程遠くなくなる一方です。
今回の国会エネ調では、年内には決定されるであろう「エネルギー基本計画」のあるべき姿についても議論できる場ともしたいと考えています。皆様奮ってご参加ください。

日程・テーマ等

日時:2024年3月28日(木)16:00~18:00
場所:衆議院第一議員会館国際会議室(※ハイブリッド開催)
共催:国会エネルギー調査会(準備会)有識者チーム、超党派議員連盟「原発ゼロ・再エネ100の会」
テーマ:繰り返される再エネ出力抑制~本当の脱炭素電源の構築に向けて~

プログラム

1. 問題提起

飯田哲也(環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長)他

2. 説明(予定)

環境省(COP28についてなど)、経済産業省、外務省

3. 討議・意見交換

出席国会議員、有識者を交えて

出席予定者

国会議員(原発ゼロ・再エネ100の会メンバー等)
国会エネルギー調査会(準備会)有識者チームメンバー
(陪席:内閣官房再エネTF)

傍聴について

今回の国会エネルギー調査会(準備会)はハイブリッド開催となります。
記者記章をお持ちのマスコミ関係者は会場に直接お越しいただくことが可能です。それ以外のメディアの方と一般の方はオンライン会議システム(Zoom)からご参加ください。後日YouTubeにて当日の議論の模様を収録した動画を公開しますので、そちらも併せてご覧ください。

ZoomミーティングID:872 7055 4130
パスコード:837114
URL:https://us06web.zoom.us/j/87270554130?pwd=7HnaMH7cbvu8UKqafsOR6rPwqOi914.1

映像・資料公開

資料・動画は後程こちら(https://www.isep.or.jp/archives/library/5024)からご覧いただけます。

リンク

  • プレスリリース本文(Web)はこちら
  • 国会エネルギー調査会(準備会)についてはこちら