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【開催中止(延期)】第4世代地域熱供給4DH国際シンポジウム

【開催中止(延期)】第4世代地域熱供給4DH国際シンポジウム
「熱供給における脱炭素化・自然エネルギー利用の最前線」

※新型コロナウィルス感染防止対応のため、本シンポジウムの開催を中止します。来年度にあらためて開催を企画する予定です(2020年2月25日)。

パリ協定を受けて世界的に熱分野でも自然エネルギー100%への転換が進み始めています。デンマークなど欧州各国では早くからスマートなエネルギー利用のために地域分散型の地域熱供給システムを各地域に導入し、自然エネルギーへの転換をいち早く進めて来ました。

この国際シンポジウムでは、欧州での先進的な第4世代地域熱供給やスマートエネルギーへの具体的な取り組みや中長期的な欧州の熱ロードマップについて国際的な第一人者から聞くとともに、世界で進む地域エネルギーの脱炭素化への最新動向や日本国内での地域の脱炭素化(ゼロカーボンシティ)への取り組みや地域循環共生圏の実現などについて情報を共有し議論します。

日時:2020年3月13日(金)9:50~17:30(9:30開場)
会場:聖心女子大学4号館/聖心グローバルプラザ ブリット記念ホール[アクセス] 主催:認定NPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP)
共催:一般社団法人 全国ご当地エネルギー協会
協力:デンマーク大使館、聖心女子大学グローバル共生研究所、東北大学

参加費:無料(要申込)

後援:環境省(申請中)、東京都環境局(申請中)、日本熱供給事業協会、都市環境エネルギー協会(申請中)、日本木質バイオマスエネルギー協会、地中熱利用促進協会、日本太陽エネルギー学会ほか
※本シンポジウムは独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成で開催します

地球環境基金

プログラム(予定)

※変更になる場合があります

9:30 開場

9:50 開会挨拶

セッション1「第4世代地域熱供給(4DH)とスマート化の最前線」

コーディネータ:飯田哲也(ISEP)

キーノート: Henrik Lund(オールボー大学)

報告: 田中いずみ(デンマーク大使館)ほか

休憩

セッション2「脱炭素化に向けた熱ロードマップ」

コーディネータ: 松原弘直(ISEP)

キーノート: Poul Østergaard (オールボー大学)

報告: 中島恵理(環境省 環境経済調査室長)
報告: 西田裕子(自然エネルギー財団)

ランチブレイク

セッション3「世界で進む地域熱供給による地域エネルギー化と脱炭素化」

コーディネータ:中田俊彦 (東北大学)

キーノート:Celia Martinez(UNEP, District Energy in Cities Initiative)

報告: Peter Lundberg (APUEA)
報告: Jianjun Xia (清華大学)
報告: Benjamin Won-Jung Yoon (韓国地域熱供給公社)

コーヒーブレイク

セッション4「日本の地域熱供給の脱炭素化とスマート化」

コーディネータ 田中いずみ(デンマーク大使館)

キーノート: 中田俊彦(東北大学)

報告:藤井実(国立環境研究所)
報告:長野克則(北海道大学)
報告:東京都環境局地球環境エネルギー部ほか

閉会挨拶
17:30 閉会

18:00 レセプション(※中止します)

主な登壇者プロフィール

※変更になる場合があります

ヘンリック・ルンド(Henrik Lund)

デンマーク・オールボー大学 教授

デンマークのエネルギー計画と政策立案に関与し,欧州でのいくつかの大規模な研究プロジェクトを率いてきた。オールボー大学内に4DHセンターを創設し、2015年より4DHやスマートエネルギーに関する国際会議を主宰するなど第4世代地域熱供給の第一人者。デンマークに関する100%再生可能エネルギー将来計画の作成にも関与している。

ポール・オストゴー(Poul Alberg Østergaard)

デンマーク・オールボー大学 教授

変動する再生可能エネルギー源に大きく基づく将来のエネルギーシステムのシナリオとシミュレーションに焦点を当てた研究を主導。欧州熱ロードマップ(Heat Roadmap Europe 2050)やエネルギー投資戦略プロジェクトRE-INVESTなど、第4世代地域熱供給4DHなど再生可能エネルギーシステムに関する多くのデンマークおよび国際研究プロジェクトに関与している。

中田俊彦

東北大学大学院工学研究科 教授

1983年東北大学工学部機械工学科卒業、1985年東北大学大学院工学研究科修士課程修了。同年(財)電力中央研究所に入所し、主査研究員。1993年東北大学から博士(工学)を取得、東北大学工学部助教授。1997年から1998年まで、フルブライト研究員として米国口ーレンス・リバモア国立研究所研究員。2006年から現職。自律・分散型エネルギーシステムの分析と設計研究を進めている。

セリア・マルティネス(Celia Martinez)

国連環境計画(UNEP)

国連環境計画 “District Energy in Cities Initiative” (都市部における地域エネルギーイニシアチブ)の技術コーディネーターであり、過去4年間、開発途上国および新興経済圏の都市を支援して地域エネルギーシステムの展開を加速。

夏建军 (Jianjun Xia )

清華大学 建築学部建築科学科 准教授

都市におけるクリーンヒーティングおよびエネルギーシステム計画の主要な科学的問題に焦点を当て、学術分野と産業分野の両分野に貢献。IEA 地域冷暖房 TCP(IEA-DHC)の執行委員会(ExCo)メンバー。アジア太平洋都市エネルギー協会(APUEA)の諮問委員会メンバー、中国省エネルギー協会のエグゼクティブ・ディレクター、中国地区暖房協会の科学委員会のメンバー

ピーター・ルンドバーグ (Peter Lundberg) APUEA(Asia Pacific Urban Energy Association) 運営責任者

地域暖房、地域冷房、エネルギー効率、再生可能エネルギー、需要サイド管理(DSM)、および持続可能な都市開発で豊富な経験を持っており、タイのバンコクにあるアジア太平洋都市エネルギー協会(APUEA)の運営責任者。APUEA事務局を率いて、アジア太平洋地域で持続可能なエネルギーを調査、開発、促進している。

 

ベンジャミン・ユン (Benjamin Won-Jung Yoon) 韓国地域熱供給公社 元国際開発部門責任者

国際協力部門の責任者として韓国地域熱供給公社で過去3年間、エネルギー効率と地域の再生可能プロジェクトのために、韓国環境省の下でGTC(グリーンテクノロジーセンター)と国連環境計画(UNEP)の都市エネルギーイニシアチブと共同で各国の中央政府と自治体政府と連携したプロジェクを進めた。

中島恵理 環境省大臣官房 環境計画課 計画官 環境経済調査室長

環境庁(現在環境省)入省後、地球温暖化対策、国際環境行政、水環境行政等に関わる。ケンブリッジ大学土地経済学科修士卒、オックスフォード大学環境変化・管理学科修士卒。2011年より長野県の環境エネルギー戦略策定に関わり、2015年から2019年まで長野県副知事。平日は環境行政に、休日に長野県富士見町で農的な環境保全型ライフスタイルを実践。

 

田中いずみ デンマーク大使館 上席商務官(エネルギー・環境担当)

エネルギー・環境分野において、デンマーク企業の日本進出を含め、デンマークの技術や考え方を日本で導入するための糸口を提供している。1998年カリフォルニア大学天然資源学部環境科学・マネジメント・政策科修了

 

長野克則 北海道大学 大学院工学研究院 教授

東京ガス㈱勤務の後、北海道大学工学部助手、助教授を経て、現職。北海道大学工学部/工学研究院 国際交流室長を務める。再生可能熱エネルギー利用と蓄熱システム、特に地中熱利用システム、天然メソポーラ巣材料を用いたデシカント換気システムやヒートポンプ応用システム、太陽熱利用吸着式ヒートポンプなどが主な研究分野で、これらを応用したZEH、ZEB、スマートコミュニティのエネルギー供給システムへの展開について研究。