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国会エネルギー調査会(準備会)第79回

福島第一原発の廃炉作業は、危険と隣り合わせであることが明らかになっています。昨年までに起きた死傷事故(休業4日以上)は41件(うち4件4人死亡)。放射線被ばくによる労災申請17件のうち、わずか6件が認定されたのみ、さらに長時間労働による労災認定1件も判明しています。
こうした事故や健康被害の背景には、数多くの法令違反があります。福島労働局が昨年、監督指導した290事業者のうち、154事業者(53.1%)が315件の労働法令違反で是正勧告を受けました。この数年、改善されるどころか、違反率は高まっています。
こうしたなか、東京電力は3月28日に、今年4月から始まった特定技能外国人労働者を廃炉作業で受け入れるとして、主要7社を含む元請け54社(47建設業+他業種)に説明会を実施。
しかし、実は原発事故を起こした東京電力には収束作業の「発注者」であるにもかかわらず、労働者を守る法的責任がありません。2015年に相次いだ2件の死亡事故を教訓にできた強制力のないガイドラインがあるのみです。
放射線管理区域で言語にハンディのある外国人労働者を安易に受け入れていいのか。生涯にわたる健康管理は誰が保障するのか。除染作業と1F廃炉作業の体験者のお話に耳を傾けた上で、徹底議論します。

日程・テーマ等

<日時>
2019年5月16日(木)16:00~18:00

<場所>
衆議院第1議員会館 国際会議室(1階)

<共催>
国会エネルギー調査会(準備会)有識者チーム
超党派議員連盟「原発ゼロの会」

<テーマ>
1F廃炉作業に外国人受入れは許されるか?~放射線安全教育、生涯にわたる健康管理は?~

<プログラム>
問題提起:池田実氏(「福島原発作業員の記」(八月書館)著者)
説明:国土交通省、法務省、厚生労働省、東京電力
コメント:技能実習生権利ネットワーク(佐々木史朗氏(全統一労働組合書記長))他
討議・意見交換:出席国会議員、有識者を交えて

○ 出席予定者
国会議員(原発ゼロの会メンバー等)
国会エネルギー調査会(準備会)有識者チームメンバー

申し込み方法

プレスおよび一般傍聴を募集します(プレス:人数制限なし、一般傍聴:25名)。プレス、一般傍聴とも定員を超えた場合はご参加いただけない場合があります。国会エネルギー調査会(準備会)事務局の傍聴申込みフォーム(http://goo.gl/forms/XrL26HF3EE)にてお申込みください。(※フォームで記入ができない場合はお問い合わせのアドレスまでご連絡ください。)
なお、プレス及び一般傍聴の方の不規則発言や拍手、ヤジ等は議事進行に妨げが出る場合もございますので、禁止とさせていただいております。ご了承ください。

映像・資料公開

資料・動画は後程こちら(https://www.isep.or.jp/archives/library/5024)からご覧いただけます。

リンク

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