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【国会エネ調】国会エネルギー調査会(準備会)第51回

 

■ 概要
2030年原発比率20~22%を掲げるエネルギーミックス案は、再生可能エネルギーの低い目標とあわせ、大きな議論を呼んでいます。また、世論調査では原発再稼働反対が多数を占めています。このような原発論議の中で陰に隠れがちなのが核燃料サイクル・再処理の問題です。政府は「エネルギー基本計画」でも核燃料サイクル推進を維持していますが、現実的な展望はありません。それでも、今月下旬に始まる「原子力事業環境整備」の具体的検討では、核燃サイクル事業への国の関与強化(=電力会社のリスク軽減)が焦点の一つとなります。
その一方で、使用済み燃料の最終処分方法の見通しは立っていませんし、日本が国内外に約47.1トンものプルトニウムを抱えていることに、世界の目は厳しくなっています。政府が「国が前面に出る」最終処分の基本方針を閣議決定する一方で、日本学術会議が使用済み燃料の暫定保管と総量管理を提言していますが、国民的議論の必要性は明白です。
前原子力委員会委員長代理も鈴木達治郎氏と前IPFM(国際核分裂性物質パネル)共同議長のフランク・フォンヒッペル氏というトップクラスの有識者をお招きし、議論を深めます。

■ 日程・テーマ等
<日時>
2015年6月18日(木)16:00〜18:00
<場所>
衆議院第2議員会館多目的会議室(1階)※通常と異なります
<共催>
国会エネルギー調査会準備会有識者チーム、超党派議員連盟「原発ゼロの会」
(※本イベントは独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催しています。)
<テーマ>
どうする?使用済み核燃料 ~再処理、余剰プルトニウム、最終処分~
<プログラム>
・講演
(1) 16:00〜 鈴木達治郎氏(長崎大学核兵器廃絶研究センター センター長・教授)
(2) 17:00〜 フランク・フォンヒッペル氏(前IPFM(国際核分裂性物質パネル)共同議長)
・討議・意見交換
出席国会議員、有識者、関係省庁を交えて
・出席予定者
国会議員(原発ゼロの会メンバー等)
国会エネルギー調査会準備会有識者チームメンバー

■申し込み方法
プレスおよび一般傍聴を募集します(プレス:人数制限なし、一般傍聴:25名)。国会エネルギー調査会(準備会)事務局の傍聴申込みフォーム(http://goo.gl/forms/XrL26HF3EE)にて必ずお申込みください。

■映像・資料公開
資料・動画はこちら(https://www.isep.or.jp/archives/library/10023)からご覧いただけます。

■リンク
→プレスリリース本文(Web)はこちら
→国会エネルギー調査会準備会についてはこちら