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「富岡復興ソーラープロジェクト」起工のご報告

認定NPO法人環境エネルギー政策研究所(以下「当研究所」)が事業協力している「富岡復興ソーラープロジェクト」(以下「本事業」)に関して、事業主体である一般社団法人富岡復興ソーラー(代表遠藤陽子)が起工式を行ったことをご報告いたします。

本事業は、いまだ全町避難が続く福島県双葉郡富岡町で住民主導による大規模太陽光発電を行うもので、避難住民自らが復興と自立を目指す試みとして計画が進み、当研究所も当初から全面的な事業協力を行ってきました。

今回の事業規模は、住民主導では他に類を見ない総出力約33MWで、売電収益を活用し、高齢者の送迎サービス等の福祉支援や、次世代を担う農家への暫時的な農業支援といった復興支援を展開していく計画です。

起工式は11月29日(火)、富岡町の事業用地内において開催され、着工に先立ち工事の安全成就を祈願致しました。今後、2018年6月の竣工を目指し本格的な建設工事が開始されます。

起工式の概要(開催済み)

  • 開催日時: 2016年11月29日(火) 10時30分〜12時00分
  • 場所: 福島県双葉郡富岡町大字本岡字清水前332番地周辺
  • 説明者: 一般社団法人富岡復興ソーラー 代表理事 遠藤陽子、富岡復興ソーラー合同会社 職務執行者 小峯充史
  • 設計・施工: 株式会社日立製作所

本事業の特徴

  • 原発被災地域において放射性物質汚染により使えなくなってしまった農地を有効利用し、地権者を中心とする地域住民の生活再建支援、次世代担う住民の自立的な生活の支援を目的に、住民が主体となって立ち上げた太陽光発電事業として、国内最大規模の事業である点。
  • 大企業による大企業の営利ための事業ではなく、地域住民による原発被災地域復興推進のための事業である点。
  • 発電所建設資金の一部を、全国の市民の皆さまからのご支援・ご声援である市民出資により調達している点。
  • 自治体やスポンサー企業の信用力に依拠せず、純粋に事業のキャッシュフローにのみ依拠したプロジェクトファイナンスである点。
  • 福島県内の多くの金融機関から成るシンジケート団を組成している点。

事業概要

事業概要

事業スキーム

事業スキーム

資金調達スキーム

資金調達スキーム

完成予想イメージ

完成予想イメージ

このプレスリリースに関する問い合わせ

認定NPO法人環境エネルギー政策研究所(担当:小峯充史、渡辺福太郎)
TEL:03-5942-8937  FAX:03-5942-8938